龍虎の拳について語ろう。龍虎の拳は1992年にSNKが発表した格闘ゲームである。ストリートファイター2の発表が1991年であるから、いわゆるスト2ブーム中に対抗策としてリリースされたゲームである。この龍虎の拳が、後にKOF(キングオブファイターズ)へのSNKらしいゲームの流れを作ったゲームだったと思う。その中心が龍虎乱舞と呼ばれる超必殺の存在である。
超必殺技とは体力ゲージが少ないなど「ある特定条件下」で出せる、とても攻撃力の高い必殺技である。 多くの場合、そのコマンドは複雑なものである。この龍虎の拳で出せる龍虎乱舞はガード不能であり、体力の7〜8割を奪う。はっきり言ってやりすぎだと思うが、スト2の回でも書いたようにSNKのゲームは対戦特化型ではないのだ。CPU戦という事も目的に置かれている。また龍虎の拳での新要素、必殺技を打つために必要な気力ゲージという要素を追加する事によって、超必殺発動条件のハードルを上げている。ストーリーを進めていクト登場するボーナスゲームでキャラクターを強化できる点も、CPU戦を強化する目的だろう。
そして、龍虎の拳ではキャンセルがないのも特徴だ。そのかわりに前述した気力ゲージを消費する必殺技があり、必殺技の威力は高めである。要は、連続技という要素ではなく、技の刺し合いであったり、必殺技の出し合いによってゲームを楽しむのである。このことはキャラクターの距離よって、グラフィックが大きくなったり、小さくなったりする仕様が、本作に盛り込まれていることからも推察できる。
また、その為にCPU戦では攻略方法などがある。相手の気力ゲージをゼロにしてから、特定の技を待つとかである。この必勝法の存在が良くも悪くもSNKのゲームを特徴つけている。麻雀とドンジャラはどちらが優れているのだろう。もっと言えばジャンケンと麻雀はどちらが勝負として優れているのだろうか。どっちが皆に好かれてるのだろうか。僕の答えは麻雀が好きだ、ジャンケンは弱い、ドンジャラは子どもっぽいだ。異論は認める。きっとそうゆうことなんだと思う。僕らはそれぞれの楽しみ方でゲームを楽しめばいいのだろう。
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